
たいやき ともえ庵では、たいやきに直接手で触れないというルールがある。
店頭で見てもらえるとわかるが、焼きあがったたいやきのバリ(端っこのはみ出して焦げた皮)を切るときや、袋に詰める時にはトングを使っているし、「練乳アイスたいやき」のように手で加工しなくてはならないものの場合には使い捨ての手袋で作業をしている。
たいやきだけではない。店の奥でかき氷を作る際にも手袋をしているし、その他の仕込みでも基本的には手を触れず、触れる場合には手袋をするようにしている。
だから厨房には、簡単に着脱できる手袋と、手にフィットして細かい作業ができる手袋、2種類の使い捨て手袋を常備している。
手袋以上によく使っているのが消毒用のアルコールスプレーだ。
厨房機器や道具を使う際には必ずスプレーしてふき取ってから使う。接客している時も、お客さんからは見えないが、お金を受け取った後にはカウンターの下に常備しているアルコールで手を消毒してからトングを触るようにしている。
だから、小さな店の割にはアルコールはたくさん消費している。
新型コロナウィルスが流行した時に、衛生管理について見直す店が多かったが、ともえ庵の場合は、接客カウンターに透明なカーテンを付けたのと、接客用の透明マスクを不織布のものに変えるくらいしかすることがなかったくらいだ。
スポーツの世界で名門と言われるチームは「当たり前」のレベルが高い。練習時間の集合や準備運動、道具の管理、そして基礎練習の徹底。特別な練習をしているのではなく、当たり前のことを高いレベルで徹底できている。
そんなチームと比べるとまだ道半ばではあるが、ともえ庵もそうありたい。そんな思いで、いつも手袋とアルコールを大量に仕入れている。
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