たいやき ともえ庵で働くということ(12) 【採用できないこともある】

正社員でもアルバイトでも、たいやき ともえ庵で働きたいと応募して下さることに本当に有難いと感じている。先着順で採用したいくらいだ。

でも、実際には選考で不採用にさせていただくことが多くある。

大きな原因は法律の制約だ。
求人には、男女雇用機会均等法、労働施策総合推進法(旧雇用対策法)という法律の規制がある。この2つの法律は、募集や採用の際に性別や年齢による差別をしてはならないとしている。
つまり、企業は年齢、性別不問の求人しかできないのだ。

小さな店の求人の条件など国は気にもとめていないと思うが、このルールは求人サイトで厳格に守られている。なので、indeedなどの求人サイトには、雇う側が求める人物像を書くことができず、広く募集することになる。
実際には性別と年齢だけでなく「体力のある方」という募集すら規制の対象になる。

しかし、実際にはほぼすべての会社や店で、採用したい人の条件は決まっている。

例えば、たいやきを焼くのには体力が必要なので、40歳以上の人には難しい。印象ではなく、これまで何人も働いてもらって、誰も続かなかったという経験からそのように判断している。もちろん、似た業種で経験があれば、その年齢でも採用候補に入れさせてもらっている。
でも募集する上では、それを条件にすることはできない。

また、全員である必要はないが、何人かは小豆や小麦粉の袋のような重いものを持つ人が必要だ。そんな人材を採りたい時期もあるのだが、「体力のある方」という募集はできない。

それ以外にも、店のイメージにそぐわない人は採用できないが、

どの会社や店にも欲しい人材、雇えない人材の条件があるのだが、絞り込んで募集することはできないので、広く募集して、選考で不採用にする。選考理由に年齢や性別を言わなければ違法になることはないからだ。
こんなことが日本中のほぼすべての求人で行われている。

これは応募する人にとっても不幸なことである。
そもそも採用される可能性がなくても、応募する側にはわからないからだ。
履歴書を書いたりする手間が無駄になり、期待したのに採用されず、失望することになっている。

ともえ庵で採用することができないのは、こんな風に条件を明確に示せないことによることが大半だ。
ともえ庵の力では如何ともしがたいことだが、応募して下さる方には本当に申し訳ないと思っている。

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