かなり面倒な、でも本気で美味しい「白玉たいやき」を作りました
「たいやき ともえ庵」の「白玉たいやき」は、かなり手のかかる面倒なものです。白玉が入ったものは、他の店でも販売されていますが、ともえ庵では、使用する分だけ国産の白玉粉を練って作った、白玉を使っているからです。白玉の形も、たいやきに合わせ、“玉”ではなく“棒”のように作ってあります。
また、焼く際にも、通常のたいやきに比べて、2倍以上の手間をかけて餡を詰めなくてはならず、あまり数を焼くことができません。
餡がとろけて美味しくなります
それでもともえ庵が「白玉たいやき」を作るのは、本当に美味しいからです。
実はたいやきが本当に美味しいのは、朝一番のものです。餡の中にたっぷり水分が残っているので、焼き上がりをすぐに食べると餡がとろけて、まるで皮の中にぜんざいが入っているような仕上がりになるのです。
本当は、どのタイミングで焼いたものでも、朝一番のような仕上がりにしたいのですが、どうしても時間が経つと、餡の水分が抜け、それには及ばないものになってしまいます。
ところが、手づくりの白玉を入れたたいやきは、白玉の水分が餡に戻り、朝一番のたいやきと何ら変わらない餡の状態になります。さらに、とろける白玉の食感が加わり、「究極のたいやき」にまた一歩近づいたと、スタッフ一同が納得できるものに仕上っています。
ご購入の際、少し面倒をおかけします
ただし、この「白玉たいやき」、ご賞味いただくのに、少し条件があります。
まず、少しお待ちいただかなくてはなりません。注文をいただいてから、焼き始めるので、10分程度の時間が必要になるからです。
さらにもうひとつ、「白玉たいやき」の販売は、その場で食べるか、10分程度の持ち歩きで食べられる方に限定させていただいています。白玉に水分が含まれるため、通常のたいやきに比べて、皮が湿気るのが早くなるからです。
少し、面倒くさい思いをさせてしまいますが、ご容赦ください。
作る側も、食べる側も面倒な「白玉たいやき」ですが、面倒をかける以上の味には自信があります。
ぜひ一度、いえ何度でもご賞味ください。