
氷について

※かき氷は、5月から提供予定です。
普通の氷を、普通でない手間をかけて削ります。
ともえ庵では、氷屋さんから購入する純氷、つまり普通の氷を使ってかき氷を作っています。
その分、取り扱いには気を遣います。氷は、削る数時間前から緩めておきます。つまり冷蔵庫から取り出して少し溶かすのです。こうすることで、削った氷の口あたりが良くなります。
また、削る際には一杯ごとに氷かき機の刃を調整しています。できる限り薄く薄く、ふんわりと山盛りになるように削っています。
「山盛り」が限界です。その代り、追加の氷をどうぞ。
器の上にまるく大きく盛られた氷、そういう盛り付けは素敵だと思いますが、土台にあたる部分の氷をやや粗めに削らなくてはならないこと、どうしても下のほうの氷が詰まってしまうことを考え、ともえ庵ではふんわりと山盛り、が限界だと判断しました。
その代り、と言ってはなんですが、「大」サイズのかき氷については、氷が足りなくなり、シロップが余った場合に、氷を追加させていただいています。
頭が痛くならないかき氷です
かき氷を食べると頭が痛くなる、よく聞く言葉です。ともえ庵のかき氷は、アタマが痛くなりません。
かき氷を食べて起こる頭痛の原因は解明されていないそうなのですが、口の中が急に冷やされることから生じるものだということは間違いないようです。できるだけ薄く削ったともえ庵のかき氷は、たくさん食べているように見えても、空気を多く含んでいるので、それほど口の中が冷えず、アタマが痛くなりにくい、という訳です。
実は店主は、かき氷を食べると後頭部の延髄のあたりが痛くなるのですが、ともえ庵の氷は、試作するために大量に食べても痛くなったことは一度もありません。
もちろん、人により体質は違うため、絶対にとは言えませんが、ほとんどの人は頭痛を感じることはないと思います。
かき氷の味付けについて
ともえ庵のかき氷の味付けにはひとつのこだわりがあります。
それは、「かき氷は氷を美味しく食べるもの」ということです。
口に入れると、氷蜜の味わいともに氷が溶け、水のように口の中から消えていく・・。そんな食感を目指しています。ですから、ともえ庵のシロップは可能な限りさらりとしたものに仕上げています。
つぶ餡
たいやき屋として、譲ることができないのが餡です。
たいやきに使用する餡と同じ小豆から作っており、控えめな甘さも同じです。ひとつ違うのは、たいやきに使うのが、粒を少し潰した「つぶし餡」であるのに対して、かき氷は粒をそのまま生かした「つぶ餡」を使っていること。氷に小豆の色をつけないためです。


自家製練乳
牛乳と砂糖を1時間以上かき混ぜながら煮つめて作った自家製練乳。市販されているものはかき氷には濃すぎるので、かき氷に浸みやすい薄さのものを仕込んでいます。
抹茶
かき氷に合う抹茶はどのようなものか、色んな店を食べ歩き、何度も試作して得た結論は、「質の良い抹茶を濃く」という単純なことでした。
ともえ庵の抹茶氷蜜は、茶道に使用される飲用の抹茶を使用しています。

定番のかき氷メニュー
抹茶と練乳とつぶ餡を使ったかき氷などの定番のメニューをご紹介します。クリックでご紹介のページに飛びます。
果物のかき氷
果物のかき氷
果物や野菜を使用したかき氷のメニューをご紹介します。クリックでご紹介のページに飛びます。
季節のかき氷
素材の果物によっては期間限定でしかご提供できないメニューもあります。
たとえば、写真は初夏までのメニュー「山口長門の夏みかんのかき氷」。山口県原産の強い酸味が特徴の柑橘「夏みかん」は、よく見かける甘夏とは別の果物。かき氷にはこっちが向いています。
夏後半の楽しみは葡萄です。巨峰やピオーネを作ったシロップと、ざく切りの果肉の贅沢な取り合わせは、昨年も大好評でした。
他にも、新たなかき氷を提供していきます。